ストーカー彼氏を意外な方法で撃退した女性の体験談

ストーカー彼氏を撃退してくれたのは・・・

みつきさん 20代 女性

私の失恋体験はつい最近のことです。
私には半年付き合っていた彼氏がいました。

最初はとても優しくて、仕事が休みの日はよく誘ってくれて、いいお店を探してディナーを楽しんだりしていました。

ですが、付き合って4ヶ月位の頃から、デートに誘っても用事があるからと断られ、たまにOKの返事を貰って出かけても「お金がない。」と言われ、ご飯を食べるにしてもできるだけ安い店ばかりになりました。

私に飽きてしまったのだろうかと考え始めた頃、友達からの報告で彼の浮気が発覚。
彼氏が女の子と二人でお揃いのアクセサリーを選び、そのままホテルに入っていったと言うのです。

浮気をされたことによりすっかり私の気持ちも冷め、すぐに彼氏に別れを告げました。
浮気するくらいならあっさりと別れられるだろうと思っていたのです。
ところが彼氏は「あいつは遊びだった。気の迷いだ、本当に好きなのは私だ!」と泣き縋ってきたんです。

彼氏とやり直す気は私には少しもないというのに、何度断って振ってもしつこく食い下がってきて、遂には私の職場の近くで待ち伏せるようになりました。
ストーカーのようで本当に怖くて…。

自分一人ではどうしようもないと悩んでいたところで、職場の女の先輩が相談に乗ってくれました。

その女の先輩は私の話を聞いてすぐに、

「明日、私の弟を迎えに来させるからその弟に送ってもらいなさい。」

と言ってくれました。

たった一度、男の人に送ってもらったくらいでどうにかなるものなのか・・・と半信半疑でいたのですが、次の日、会社の前で先輩の弟を見てびっくり!

身長180cmほどのガタイがとてもいい強面の男の人でした。

弟と一緒に帰り道を歩いていると、最寄り駅にはその彼の姿が。
私が先に発見し、怯えていると、弟が彼に近寄っていきました。

「初めまして、俺はみつきさんの新しい彼氏です。これ以上、みつきさんに付きまとうなら、こちらもそれなりの対処をさせてもらいますが。」

屈強な弟に睨まれた彼は、何か口ごもりながらささっと逃げていってしまいました。

家の前まで送ってくれた弟には何度もお礼を言いました。

「何かあったらまた言ってください。」と言ってくれたのですが、それ以来、彼からの接触は一切なくなりました。

すぐに弟を呼びだしてくれた先輩にも、彼氏のフリをしてまで助けてくれた先輩の弟さんにも、感謝のしようがありません。

なかなか別れられずに相手に粘着されている時は、他の男の人に助けを求めるのが一番だと思った実体験でした。

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