別れた後に友達に戻るのは自分のエゴ?
恋人に別れを告げた後、「友達に戻りたい」と言い出す方をよく目にします。
縁を失いたくないという自分のエゴを押し付ける前に相手の気持ちを考えてあげませんか?
友達という鎖で相手を縛るのはとても酷な事なんです。
好きだから断れない
あなたに「友達になってほしい」と言われれば振られた相手は断れないのです。
それは、まだあなたの事が好きだから。
嫌われるような事はしたくないのです。
振られた直後は「元に戻りたい」「愛を取り戻したい」と思うものです。
そんな時に、「友達になりたい」なんて言われたら、断れないですよね。
本当は友達になんて戻りたくないけれど、ここで断ってしまうとあなたの心象を悪くしてしまうからです。
あなたはそんな相手の弱みにつけこんでいるんですよ。
期待を持ってしまう
別れた後に友達宣言されたら、「まだ嫌われてはいないんだな」と思いますよね。
「もしかするとまだ気持ちが残っているかもしれない・・・」と変な期待を抱いてしまうのです。
だって、友達になってほしいと言ってくる方ってだいたい「すぐ離れるのは寂しいから」「せっかくこうやって出会えたんだから」と振った相手に隙を見せてくるのです。
「頑張れば元に戻れるかもしれないよ」という甘い仕掛けをかけて、自分の失恋の寂しさを紛らわす道具にしているのです。
本気で恋人の事を思っているのなら、自分の気持ちよりも自分に振られた恋人の気持ちを汲み取って静かに去っていくものです。
結局は、大義名分を掲げて、自分の傷を癒したいだけなのです。
すぐに切り替えられない
振った方は、もう気持ちがない訳ですから、すぐに友達として元恋人を扱えますよね。
しかし、振られた相手はどうでしょうか?
自分が出来ているからといって出来るなんて思っていませんよね。
振った側と振られた側は立場が全然違います。
振った側は恋を終結させる決心を持って、心の整理をすでに行っています。
しかし、振られた側は、決心もないまま別れを告げられて、心の整理も出来ないまま友達になるのです。
いきなり恋人から友達に心と頭を切り替える事なんて出来ないですよね。
頭と心がパニックな状態のまま、ただただあなたの愛情がなくなった友達としての対応を受けなければならないのです。
辛いと離れられないの葛藤に苛まれる
自分には愛情があるのに、相手には友情しかない時、とても辛いと思いませんか?
しかも、元恋人であるからこそ、弱った時などに頼ってこられたりして、完璧な友達になっていない場合がほとんどです。
振った側は自分の都合の良い時だけ甘えて、それ以外は友達のように接してきます。
友達以上恋人未満の関係を振った相手に強いているのです。
未練が残っているから諦める事は出来ない。
けれど、相手に恋心はなく都合の良い友達になっている事も分かっている。
新しい恋に進みたくても、あなたが友達としている限り相手は前に進めないのです。
友達というていの良い言葉で相手をがんじがらめにしているんですよ。
いかがでしたでしょうか?
あなたがどれだけ振った恋人にひどい事をしているのか分かりましたか?
「相手もちゃんと割り切っている」と勘違いしていませんか?
別れた後、友達に戻った恋人はあなたのいない所で苦しみもがいているんですよ。