5年も付き合ったのにメールだけで別れるなんて・・・
ゆりのさん 30代 女性
私には20代前半から30代に差し掛かるまで長年付き合っていた彼氏がいました。
はじめの出会いは友達の紹介で、初めて会ったときから非常に話しやすく、リラックスして会話ができる人だな。と私は感じていました。
向こうもそう思ってくれていたみたいで、2人でデートするまでそう長くはかかりませんでした。
初めて知り合った時から少しずつ仲良くなり半年したあたりからきちんと付き合うようになりました。
お互いの親には付き合って1年ほどしたあたりに挨拶をすませいずれは結婚したいねなどと言っていました。
しかし付き合いが長くなるにつれ、慣れもあってか彼氏に対して、私がわがままを言うことも多くなり自分の思い通りにいかない時は彼を責めるようなこともしました。
それでも彼は全て受け止めてくれていたので私は自分が気づかないうちにどんどんエスカレートしていきました。
付き合って5年位経過した頃でしょうか。
ある日突然彼に「別れたい」とメールで告げられ、それから電話もつながらず、メールアドレスも変えられ音信普通になってしまいました。
「5年も付き合っておいてメールだけで別れを告げるなんて納得がいかない！」怒りばかりがこみ上げてきてなんとか連絡をとろうと彼のお母さんに連絡を取りました。
お母さん経由でやっとのこと彼と連絡がついた私は「メールだけで別れ話をするのはおかしい！きちんと顔を合わせて話をしたい。自分できちんと納得したい。」と伝えました。
しかし彼の答えはＮＯでした。「嫌いになって別れるわけではない。けどこれ以上一緒にいると自分が自分でなくなってしまいそうなほど、気を遣っている自分がいるんだ。一緒にいると疲れる。」と言われました。
普段、自分の気持ちをはっきりと告げない彼氏が、ここまではっきりと自分の気持ちを伝えてきたとき、私はもうだめだな・・・と悟りました。
それから私は自分を責め、彼を追い詰めていたことを後悔しました。
別れて1年半、私は自分を見つめなおすことに時間を費やし、彼に対する行動が自己中心的なエゴであったことに気づきました。
別れ方は今思ってもひどい別れ方だったと思います。
けれど、私はあそこまでしてもらわなければ自分自身を見つめなおすことすらせずに、同じことを繰り返していたと思います。
今では当時の彼に非常に感謝しています。
失恋は非常につらいものですし、付き合いが長ければ長いほど引きずる時間も長くなります。
けれどそれを乗り越えた時本当に自分自身が成長できるものであると今は確信しています。
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