私は最低の女・・・周りからチヤホヤされて恋人の大切さを見失ってしまった女性の体験談

最低の女でした・・・

maomaoさん 40代 女性

彼と出会ったのは、当時アルバイトをしていた飲食店でした。

私の方はたくさんいるお客様の1人ということで顔も覚えていなかったのですが、ある時、お会計の時に彼から電話番号を書いた箸袋を渡されました。
ちょっと悩みましたが、こちらから電話をかけてみたのが、彼と付き合うキッカケでした。

とても優しく、のんびりとした人で、すらっと背が高く顔も好み。
毎晩電話で話が弾み、お付き合いを始めるまでそう時間はかかりませんでした。

田舎から出てきた私には想像もつかなかった、都会で深夜のドライブデートや、遊園地や映画など、いろんなところにお出かけして楽しい毎日でした。

そうしてお付き合いが長くなるにつれ、同棲も始めたのですが、それから少しして、私の気持ちが変化し始めました。

その時、私は22歳。

ずっと続けているバイト先や、普段利用する駅前で、男性に声をかけられて連絡先を渡されるということがけっこうあり、このまま同じ人とずーっと付き合って、結婚して・・・ということを想像して心が迷うことが多くなってきたのです。

彼は私が他の男性からアプローチを受けたり、男友達と長電話したりしていることにうすうす気づいていたようですが、何も言わずにいつも優しかったです。

とうとう、私は、ある時些細なことがきっかけで彼をののしった挙句にアパートを飛び出し、その時に仲良くなりかけていた男性のところへ行ってしまいました。

そのままそこへ転がり込み、彼のいない時に自分の荷物を運び出し、すべて移動させてから彼に別れを告げました。

泣かれました。
泣きながら止められましたが、若く、男性にチヤホヤされることが嬉しくて仕方がない状態の私は、彼の言葉を聞き入れず、アパートを立ち去りました。

結局、そのとき身を寄せた男性とは、半年ももたずに別れました。
その後も何人かの男性と付き合いましたが、彼ほど私を優しく包み込んでくれる、懐の深い人には巡り合えませんでした。

私は最低の女でした。
あんなにひどいことをしてしまった自分のことが心の底から憎いです。



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