脳に騙されている?「別れても好きな人」を作りだすメカニズム

別れても好きな人は脳が作り出している!?

「別れても好きな人」がいるという方も多いのではないでしょうか?
実は別れても「好き」だと思うのは、ある状況下で脳が強くその人をインプットしてしまっているからなのです。



別れ際に抱き寄せられる

大好きな恋人から別れを切り出されたら泣いてしまう事もありますよね。
元恋人は別れ際に泣いているあなたの事を優しく抱き寄せてくれませんでしたか?
別れても好きな気持ちを引きずってしまうのは、恋の終わりがあまりに甘くドラマチックだったためかもしれません。
優しくされると「まだ好きなんじゃないか」という期待を持ってしまいます。
また、抱き寄せられると脳に深くその人の温もりがインプットされてしまうのです。
別れ際が切なければ切ないほど胸を焦がしてドキドキした感覚が強く残ってしまうのです。

恋が完結されなかった時

恋人を振った側よりも振られた側の人の方が「別れても好きな人」を作ってしまいやすい傾向にあります。
それは、振られた側の人はいきなり自分の恋愛をそこでシャットアウトされてしまい、不完全燃焼のまま終わってしまうからです。
燃焼しきれなかった思いは、どこにも出口を見つける事が出来ずに、自分の心の中で未練という形で大きなしこりとなってしまうのです。
「別れても好き」だという気持ちは報われなかった自分の思いを脳が強くインプットしてしまったからなのです。

初めて付き合った時

初めての人は良くも悪くも思い出に残りやすいですよね。
それは恋人という存在を通して得た経験や記憶が全て新しい物だったためです。
何をするにしても新しくて新鮮な感覚はドキドキした感情の高まりとともに深く脳にインプットされるのです。
「初めて」で得た記憶が「好き」だという気持ちとセットになって脳に刻まれるので初恋は「別れても好きな人」を生み出しやすいのです。
記憶を呼び起こす度に元恋人がセットで思い出されるので、忘れる方が難しいのです。

運命を感じた時

運命的な出会いをした場合も、後々に「別れても好きな人」を作り出してしまいます。
運命を感じてしまうほどの事ってそうそうないですよね。
運命を感じるという事はそれだけ強い衝撃があったという事です。
強い衝撃は脳に強くインプットされます。
恋人と付き合って別れるまでの間に、運命を感じた時の喜びを上回るほどの嫌な思い出がないと、脳はいつまでも運命を感じた喜びとその相手を結びつけてしまうのです。
別れても未練が残るのは、運命を感じた衝撃が元恋人との嫌な思い出を隠してしまっているからなのです。


いかがでしたでしょうか?

別れても好きな人はその人との良い思い出が強く脳に残っているため、セットで記憶されていた愛しさや好きな感情が一緒に呼び起こされてしまうからです。
あなたは元恋人自体を好きなのではなく、あなたの記憶がただその時の恋人に恋してしまっているだけなのです。

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