嫉妬心に耐えきれずクリスマスに別れを選びました
フィッティさん 40代 女性
当時、26歳で彼とは同い年。職場も趣味も同じことから、すぐに打ち解け合い、運命的なものを感じてお付き合いを始めました。
誰にでも優しく甘えん坊な彼は、女性からとても人気がありました。自分が感じていた運命的なものは、自分だけが感じているものではないことが、彼と付き合っていくうちに、すぐ分かりました。
私と付き合う前から、彼と噂になっていた同僚のA子さんは、私にとって気が気でならない存在でした。「前に、A子さんのことは好きじゃないって言ってたよね?」「A子さんと、仲良く話しをしないで!」など、嫉妬にかられた私は、彼に随分と詰め寄っていました。
そして、自分の中の疑惑と嫉妬が爆発した、あのクリスマス・イブ前夜。その日は、職場の忘年会がありました。彼は幹事を担当していて、1次会終了後、雨が降る寒い夜の中、2次会へとみんなを誘導していました。そのとき、目を疑うような光景が飛び込んで来たのです。彼は、自分の差していた傘の中にA子さんを入れ、相合傘をしながら2次会会場へと向かって行ったのです。
私がいるにも関わらず、そんな行動に出た二人に対して、許せないやら、情けないやら、悔しいやらで、結局2次会へは行きませんでした。
クリスマス当日に二人で会い、彼にA子さんのことを問いただすと、「彼女はたまたま傘を持っていなかっただけ。濡れると可哀想だろ。」「前にも、俺はA子のこと好きじゃないって言ったよな?」と無下にされました。
結局、私は自分の嫉妬心に耐えきれず、私たちはそのまま別れることになりました。クリスマスが来るたびに、何となく切ない思いが甦ってきます。